新たな歴史を刻む。メンバーを導くコーポレートブランディング
peak
- クライアント
- 株式会社peak
- 業種
- 期間
- 2021.11
Overview
取り組んだ内容
- コーポレートリブランディング
- ブランドイメージのストーリーテリング
- 特殊加工によるブランドコンセプトのツール展開
Approach
イントロダクション
株式会社peak(peak Inc)はマーケティングにおける実行領域での価値創出に特化したエグゼキューションオフィスです。多様なバックグラウンドを持つオールラウンドなスタッフが揃っており、プロジェクトマネジメントスキルを軸にプランニングからクリエイティブまでクライアント事業をサポートします。
さらなる成長を目指して
peakは設立以降、マーケティングからブランディングまで幅広く事業を展開していました。その中で、それぞれの領域に特化したビジネスを行うための会社をいくつか立ち上げていました。
5年目という節目にあたり、会社としての強みの集約と組織力向上のため、再び会社をひとつにするというプロジェクトが動き出しました。私たちは以前peakのブランディングをお手伝いした経緯から、新しい会社のブランディングの依頼をいただきました。
彼らがテーマとして掲げていた「熱量が報われる世界」をコンセプトに、私たちは新しい会社のCIの提案を行っていました。しかし、経営陣の方向性の違いにより、新会社のプロジェクトは途中で立ち消えとなりました。
プロジェクトのゴールを新会社のブランディングからpeakのリブランディングへと切り替え、私たちは既存のpeakのメンバーが新たなスタートとさらなる成長を目指すことができるよう、デザインの支援を行っていきました。
組織として洗練されたブランドイメージへ
私たちは新生peakにふさわしいブランドイメージを検討しました。これまでのスポーツアパレルのような力強い印象から、ハイブランドのような洗練された印象にすることを目指しました。これまでの “Thunder Mountain(山と雷)” のコンセプトを踏襲しつつも、より現代的に洗練させることで、ブランドイメージの印象をリレーさせる方向性(リファイン)と、これまでのコンセプトを踏襲せずに、全く新しいイメージを創造する方向性(リニューアル)の、大きく2つの切り口で提案を行いました。
人生の「ピークタイム」は何度でも訪れる
そして新生peakのCIが誕生しました。
到達すべき頂点は1つではない。流れる時の中で、人生の「ピークタイム」は何度でも訪れる、ということをコンセプトにしたロゴデザインは、扇形のシンボルマークとシンプルなサンセリフのロゴタイプで構成されています。
扇形のシンボルマークは山と山の間からのぞく太陽であり、その淡いリッチなグラデーションは朝焼けや夕暮れなど、幻想的な空の色(マジックアワー)を表現しています。シンボルマークは定まった形状ではなく、アナログ時計のように扇形に刻一刻と変化することで、企業としての多様性と、時代に柔軟に対応する姿勢を表現しています。
どんな状況であろうとも日はまた登り、そして落ちていく。新たな出発はいつでも始めることができる。そんな想いをCIのデザインに込めました。
特殊印刷によるブランドコンセプトのツール展開
私たちはブランドコンセプトを名刺や封筒などのツールへと展開していきました。
名刺はメンバーごとにシンボルマークの形状と色を選べるようにしました。またグラデーションは蛍光の特殊インクを混ぜることで、マジックアワーの幻想的な色合いを表現しました。
Credits
アートディレクション:橘友希
CIデザイン:橘友希、樽川響
グラフィックデザイン、サイトデザイン、イラストレーション:樽川響
テクニカルディレクション、マークアップ:伊藤祐太
名刺印刷・加工: 三永印刷株式会社